植物の恵みの雨

「水分のありがたみ」

昨日、今日と雨ですね。ずっと雨が降っていなかったので畑にとっては恵みの雨となりました。

カラカラに乾いた畑に水が染み渡る様子は、見てても気持ちいいもんです。

突然ですが、体から水分を抜く経験ってありますか?

ほとんどの方は無いと思いますが、自分はあります。

高校生の頃からキックボクシングを10年間やりました。そのキックボクシングの試合前は減量を行います。

フライ級という一番軽い階級で試合に出ていました。

当時の体重は56キロ。そこからフライ級の体重50.8キロまで減量します。

約5キロですね。ちなみに減量幅でいうと軽いほうで10キロ以上落とす人もいます。

減量もその人、その人でやり方があって、1、2週間で行う人もいるし、2カ月ぐらいかけてゆっくり落とす人もいます。

自分は1カ月ぐらいかけて落としてましたね。

それでも最後の1週間はグラム単位で調整を行って行くので、そこまで行くと水分で調整します。

練習を行い汗を大量に出した後、飲める水分量は限られています。ゴクゴク飲みたい所ですが飲めません。

ダイエットしたことある方は分かると思うのですが、食べる量を減らしたり、調整するのって辛いですよね?

ですが、それよりももっと辛いのが水分です。体が水分を欲してるのが自分でも分かります。

ただ、調整具合にもよりますが、フラフラしてるかというとそうでもなく、逆に神経がとがっていて、普段では気づかない細かな景色や音にとても敏感になれます。以外に集中力も上がります。

獲物を狙う肉食動物は、お腹が空いてからしか狩りをしないというのは納得できますね。

試合当日、軽量が終わり水分を体に入れた瞬間、体に水分が染みわたるのが分かります。

よくスポンジ状態と言いますがまさにその通りで、カラカラのスポンジが水分を吸い取るがごとく染みわたって行きます。

この感覚を知っているので、カラカラに乾いた畑が水分を吸い上げるのを見て気持ちの良い気分になるのだと思います。

生きる生物(植物、動物)にとって水は本当に大切な資源ですね。

福岡県うきは市にて祖父から続く梨の栽培を中心に季節野菜の栽培も行っております。

農家の役割として植物の成長や、栽培方法、収穫方法、食べ方の豆知識はもちろんですが、

農家から見える田舎の風景、子育ての様子などをもお伝えして行きたいと思っております。

しゅうたの畑のコンセプトとして、畑に関わる皆様の身体の健康はもちろん

「心の健康」

にもお役立ちしたいと考えています。

 

福岡県うきは市浮羽町

しゅうたの畑

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